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2008年09月19日 (Fri)
いわずと知れたMicrosoftの提供するフリーのDBソフトウェア『SQL Server 2005』
インストールはしたけれど、ネットワーク接続できなくね?なんてことありませんか?

かくいう僕は、これのために半日~ほぼ丸1日、無駄な時間を過ごしました…。
いやね、きっと何かしらの本とか買えば早かったんだどうけど・・・。

ということで今日は、SQL Server認証接続を利用した「SQL Server 2005にネットワーク接続する方法」です。
※Windows認証接続でローカル接続すらできないという場合は、別途調べてみて下さい。

【前提条件】
<SQL Server側>
OS:Windows XP SP2
SW:SQL Server 2005(Express Edition)

<クライアント側>
OS:Windows XP SP2
SW:SQL Server Management Studio Express

------------------------------------------------------------
サーバ側の設定方法
------------------------------------------------------------
【STEP①】TCP/IP接続の有効化
■SQL Server Configuration Managerの起動
・[スタートメニュー]より、インストール済みの[SQLサーバ構成マネージャ]を起動

■TCP/IPの有効化
・[SQL Server 2005 ネットワークの構成]-[SQLEXPRESSのプロトコル]を選択
・「TCP/IP」を選択後、[右クリ]-[有効化]

■SQL Serverの再起動
・[SQL Server 2005 ネットワークの構成]-[SQL Server 2005のサービス]-「SQL Server」を選択
・[右クリ]-[再起動]


【STEP②】SQL Server Browserサービスの有効化
■SQL Server Browtherの有効化
・[SQL Server 2005 ネットワークの構成]-[SQL Server 2005のサービス]-[SQL Server Browther]を選択
・[右クリ]-[プロパティ]から[サービス]タブの[開始モード]欄を[自動]に設定
・[SQL Server Browther]を選択し、[右クリ]-[開始]

(補足1)
Express Editionの場合、インスタンス開始時にポート番号が動的に決められる。
そのためネットワーク接続する際は、インスタンス名からポート番号を解決する必要があるため、
これを担う「SQL Server Browserサービス」を有効化する。

(補足2)
ちなみにポート番号を固定にする場合は、SQL Server Browserサービスを有効化する必要はない
⇒[SQL Server 2005 ネットワークの構成]-[SQLEXPRESSのプロトコル]より「TCP/IP」を選択し、
「TCP/IPプロパティ」画面の「IPアドレス」タブの「TCPポート」欄にポート番号を直接入力する。
※通常は、1433番を利用する。

【STEP③】Windowsファイアウォールの設定
■ファイアウォール例外設定①(SQL Serverサービス)
・[コントロールパネル]-[windowsファイアウォール]から、[例外]タブをの[プログラム追加]を実行
・[SQL Serverサービス]を選択

(補足)
・既定のインストールパス:
 ⇒C:Program FilesMicrosoft SQL ServerMSSQL.1MSSQLBinn sqlservr.exe
・既定のインスタンスで使用されるポート:
 ⇒TCPポート1433番

■ファイアウォール例外設定(②SQL Server Browserサービス)
・[コントロールパネル]-[windowsファイアウォール]から、[例外]タブをの[プログラム追加]を実行
・[SQL Server Browserサービス]を選択

(補足)
・既定のインストールパス:
 ⇒C:Program FilesMicrosoft SQL Server90Sharedsqlbrowser.exe
・既定のインスタンスで使用されるポート:
 ⇒UDPポート1434番


【STEP④】ユーザ(ここでは[sa])の有効化
■レジストリの変更
・[ファイル名を指定して実行]を実行し”regedit”と入力して実行
・HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREMicrosoftMicrosoft SQL ServerMSSQL.xMSSQLServerを探す
・[LoginMode]を"2"に変更
・[AuditLevel]が"2"であることを確認

■ユーザ(ここでは[sa])の有効化
・[ファイル名を指定して実行]を実行し"cmd"と入力して実行
・下記に従って入力
 (入力画面イメージ)
  C:Windowssystem32>sqlcmd -E -S localhostSQLEXPRESS,1433
  1> alter login sa enable
  2> go
  1> quit
※1433はポート番号。違うポート番号を利用している場合は適宜変更

■ユーザ(ここでは[sa])のパスワード変更(必要な場合のみ)
・[ファイル名を指定して実行]を実行し"cmd"と入力して実行
・下記に従って入力
 (入力画面イメージ)
 C:Windowssystem32>sqlcmd -E -S localhostSQLEXPRESS,1433
 1> sp_password @old=null, @new='**********', @loginame='sa'
 2> go
※1433はポート番号。違うポート番号を利用している場合は適宜変更


------------------------------------------------------------
クライアント側からの接続方法
------------------------------------------------------------
【STEP⑤】Manegement Studioを利用して接続してみる
■[SQL Server Management Studio Express]を開く
■以下を入力して[接続]
 ・サーバ名:サーバアドレスSQLEXPRESS
 ・認証:SQL Server認証
 ・ログイン/パスワード:上記で設定したユーザ名・パスワードを入力

【STEP⑤'】ODBC接続を利用して接続してみる
■[コントロールパネル]-[管理ツール]-[データソース(ODBC)]を開く(※クラッシック表示の場合)
■[追加ボタン]-[SQL Server]または[SQL Native Cliant]を選択
■以下を入力して[次へ]
 ・名前:(適宜好きな名前を入力)
 ・説明:(必須じゃないからいらない)
 ・サーバ:サーバアドレスSQLEXPRESS
■下記のように入力して[次へ]
 ・"ユーザが入力するSQL Server用のログインIDとパスワードを使う"をチェック
 ・[クライアントの設定]を押下し
  -[ネットワークライブラリ]は"TCP/IP"を選択
  -[接続に利用するポート番号]に"1433"を入力
    ※違うポート番号を利用している場合は適宜変更
 ・ログインID/パスワード:上記で設定したユーザ名・パスワードを入力
■下記のように入力して[次へ]
 ・"既定のデータベースを以下のものに変更する"をチェック
 ・接続先のデータベース名を選択
■[完了]を押して[データソースのテスト]を実行し、正常に接続できることを確認
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